「──……んっ」
見慣れない部屋であたしは目を覚ました
酒飲んだから……頭痛い……
頭を押さえながら周りを見て、ここは別荘だと思い出す
昨日、華に言われた言葉にショックでやけ酒したんだった
思い出して、ハッとする
すぐにベッドから起き上がって、華が使っていただろう部屋に飛び込んだ
「華っ!」
叫んだけれど既に愛しい姪の姿がそこにはなかった
それどころか荷物もない
まさかと思い、淡い期待を胸に秘めたまま残る部屋を探した
どこかでひょっこりと姿を見せて「昨日のは冗談でした」と笑顔を見せるんじゃないかって……
「華……は、な………華……っ!」
だが、探しても華の姿はなかった
淡い期待はすぐに崩れてしまった
それどころか天音もいない
「あっ……あぁああああああああああっ」
華、帰っちゃった、関係切られちゃった……
その場に座り込んであたしはボロボロと泣き始めた


