「え……え? もしかして、僕達の情報を送ったり情報を改ざんしたのってこの"雷光ヲ恨ミシ者"によってされた事なの?」


「そうなるね」


「ふざけんなよ! 何でこんな事……!!」


怒りに顔を歪めた亮太がガンッと壁を殴った


「……とにかく、今回は注意不足で危険な目にあわせてしまった。 皆、俺のせいでごめん!!」


佑哉は頭を下げた


「佑哉さん、自分を攻めないで下さい……!」


「そうですよ! 助けてくれましたし……」


「誰も攻める人はいませんよ!!」


下っ端達は佑哉の元に集まり始める


そこで俺は違和感を感じた


下っ端のほとんどが佑哉に集まっている事


亮太は顔をしかめながらも佑哉を気遣っているように見えるし、真白は下っ端と同じように佑哉の元に集まっている


錬は何かを考えるように他の方を見ていた


……誰も俺を見ていない


ふざけるな、総長は俺だ


何故、誰も気づかない


「……あ、武瑠、これからどうしよっか?」


佑哉の言葉で周りがやっと気づいたとでもいうように周りの視線が集まった


ギリッと歯を噛み締め、怒りを耐える

























その時に、佑哉が滑稽だと言うようにほくそ笑んでいる事に気づいた








side end.