「「……腹へった(お腹すいた)」」
見えなくなった所で亮太と真白が背中合わせでズルズルと座り込んだ
海で遊んだ挙げ句、空腹のまま戦闘に出たために俺も限界が近い
下っ端には買い出しと片付けを頼んでいた
「総長! 皆さんのご飯買ってきました!」
買い出しを頼んだ下っ端達が帰ってきた
袋の中身はおにぎりやパンが入っている
「いただきまーす!」
「胃袋に収まる感があるんだけど」
「……喉に詰まらないように気をつけて下さい」
必死にがっつく真白と亮太を労っているようだ
おにぎりを食いながらふと、周りを見た
「……佑哉は?」
「情報調べに言った」
錬が幹部室を指差す
人一倍責任感じていたからな……
袋にパンを三つほど入れて幹部室に向かった
中に入るとパソコンを開き佑哉が何かを探していた