「こ、抗争ですか!? ですか、情報では……」


私も驚いて、戸惑うフリをした


──あくまで、私は"何も"知らないのですから


「確かに確認したよ! 情報では雷光にしかけてくるチームはなかったのにっ……何で!!?」


焦燥に駆られているの祐哉が頭を抱えて叫んだ


「慌てるのは後にしろ!! 今は倉庫に急げっ!!」


「あ、あぁ!」


「うんっ!」


「……」


「華はここにいろ。 終わったら連絡する」


「…………気をつけて下さい」


「あぁ」


五人は走り出した


「──お待たせー、これから楽しい楽しいバーベ「すみません! 俺達は帰ります!!」……はい?」


トングを手に呼びに来た叔母に五人は謝り、持ってきた荷物を全て抱えて別荘を後にする


けたたましいバイク音が海辺にまで響く


段々と小さくなるのを聞き、フゥッと息を吐いた