「それにしても錬さんは天音を随所と気にしておられるようですね。 もしかすると好いておられるのですか?」
「はぁっ!?」
唐突に出された質問に錬さんは声を荒げた
「違うのですね。 でしたら、もう天音について知ろうとするのはお止めください」
私が錬さんに話をしようと思ったのはここからだ
錬さんは復讐には関係のない人物
彼がいるとなれば今の状況では私の計画に支障が出てしまう
正直、錬さんは邪魔な存在
本来ならば錬さんを協力者に作り替えたかったんですが、どこから間違えたのかすっかり警戒されたようで……
──だからといって計画が崩れることはない
狂った部分は別の事で補えばいい
「……それはお馴染みの忠告か?」
「どうでしょう、お好きにお考え下さい」
「……」
ジッと見据える錬さんにクスリと笑った


