あたしの頬がカーッと熱くなった。
「やだ、佑樹のエッチ!」
「なんだよ、それ。俺だって男だぞ!」
「そうだけど」
あたしは佑樹をチラッと見上げた。
「いつまでもキスだけじゃ我慢できない」
あまりにストレートに言われて、耳まで熱くなる。
「沙希はイヤなの? 沙希がイヤなら……」
「イヤじゃないよ」
あたしは小さな声で答えた。
イヤじゃない。
それに、ケンカする前は、佑樹とそうなるのはクリスマスイブがいいなって思ってた。
佑樹がそっとあたしの右手を握る。ふたりで並んで歩き出したとき、目の前にふわり、と白いものが落ちてきた。
「あ、雪!」
「やだ、佑樹のエッチ!」
「なんだよ、それ。俺だって男だぞ!」
「そうだけど」
あたしは佑樹をチラッと見上げた。
「いつまでもキスだけじゃ我慢できない」
あまりにストレートに言われて、耳まで熱くなる。
「沙希はイヤなの? 沙希がイヤなら……」
「イヤじゃないよ」
あたしは小さな声で答えた。
イヤじゃない。
それに、ケンカする前は、佑樹とそうなるのはクリスマスイブがいいなって思ってた。
佑樹がそっとあたしの右手を握る。ふたりで並んで歩き出したとき、目の前にふわり、と白いものが落ちてきた。
「あ、雪!」


