「どうしよう!」
「なに?」
「あたし、佑樹へのプレゼントを用意してないよ……」
だって、ケンカしてたはずだし……。
佑樹は彼の左腕に絡めたあたしの腕を、右手でポンポンと軽く叩いていたけど、ふと足を止めた。つられてあたしも足を止める。
「じゃあさ」
佑樹がすごく真剣な顔をして見るので、あたしは思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
「うん?」
「沙希をもらっていい?」
「へ?」
「俺へのプレゼントは……沙希がいい」
「あ……たしっ!?」
佑樹の顔がみるみる赤く染まる。
「沙希の時間を……朝まで欲しいんだけど」
「なにそれ、もしかして」
佑樹が小さくうなずいた。
「朝まで……一緒に過ごそ?」
「なに?」
「あたし、佑樹へのプレゼントを用意してないよ……」
だって、ケンカしてたはずだし……。
佑樹は彼の左腕に絡めたあたしの腕を、右手でポンポンと軽く叩いていたけど、ふと足を止めた。つられてあたしも足を止める。
「じゃあさ」
佑樹がすごく真剣な顔をして見るので、あたしは思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
「うん?」
「沙希をもらっていい?」
「へ?」
「俺へのプレゼントは……沙希がいい」
「あ……たしっ!?」
佑樹の顔がみるみる赤く染まる。
「沙希の時間を……朝まで欲しいんだけど」
「なにそれ、もしかして」
佑樹が小さくうなずいた。
「朝まで……一緒に過ごそ?」


