鏡遊び

「瑞樹!もう無理だよ!私たちだけでも逃げよう!」

「でも!」

もう無理だと思った。

私だってそう思った。

どうして麻己はちっとも動かないの⁉︎

「麻己!麻己ってば!ねえ!」

そして、あと少しで鏡の中へ完全に引きずり込まれる瞬間、麻己がやっと動いた。

「やだ!何これ!瑞樹!美希!助けて!」