簡素な部屋の中で2人はテーブルを囲んで朝食を食べていた。
庭で育てた野菜のスープ、焼きたてのパンに採れたて果物のジャムを添えた質素なものだが、レミリアとリリスにとってはどんなご馳走にも負けないものだと思っている。
自給自足だからこそ、その有り難みを噛み締めて食べるご飯は何よりも美味しい。
だからこそ野菜など作り甲斐があるのだ。
「食べ終わったら畑に行きましょう。もうキュウリやトマトが頃合いなはず」
「そうですね!秋に向けて新しい種子も埋めましょうか」
実りの秋に向けてのことを考えるとワクワクする2人。
「今日も忙しくなりそうね!急ぎましょ!」
「あぁっ!そんなに急がれては喉に詰まってしまいますよ!」
「らいじょーぶ!リリフもいふぉいで!」
「姫様ったら!」
いつもと変わらない朗らかな1日
…….の最期の日になるとは2人は思いもしなかった。
