ニヤニヤと近づいてくる男達からできるだけ遠ざかろうと後ずさるが、ドレスの裾に引かれてもう動けなくなってしまった。
「もう、逃げられねぇよ?」
先程レミリアが頭突きをした男は鼻から血が出てい他痕が残っていて、またレミリアへの怒りも見て取れた。
「………王妃、カルメリア妃に雇われたのでしょう、貴方達っ!」
「そいつは、言えねえなァ」
「言わなくても分かるわよ。こんな薄汚いことするのはあの女だけよ!こんなこと王が許しません!!」
お父様が許すわけないわ!
「________王様が生きてたら、な」
…………な、に?
「そうか。こんな森に閉じ込められていたんだもんな、王が死んだ事は知らねぇか」
「…っウソよ」
「嘘じゃないさ。王は死んだ。…今のフィレム王国を治めているのは王妃さ」
「お父様が……、王妃が…」
混沌とする頭の中で見据えた男の顔が歪にゆがんだ。
