「それと、明日からはあなたにも食事の用意を手伝ってもらいますので。」
「ってことは、いつもは鳩場さんが作っているんですか ? ? 」
「そうです。この家に住んでるのは、あなたも含めて3人だけですからね。まぁ使用人は日替りで来てますが。」
え ! ? そうなの ? ?
家の広さにしては、人が少なすぎるような.......
それに両親はどうしてるんだろ.... ?
「では、これ以上拓海様を待たせるといけないので、私はこれで。食堂は廊下のつきあたりにあります。」
鳩場さんはそれだけ言い残すと家の奥へと消えていった。
いろいろと謎はあるけど、今はまだ........いっか。
もう少し、拓海くんのことを知ってから聞こう。


