執事〈♀〉は狼たちを虜にする






それからは特に何もなく、順調に車は走り続けた。


慣れない空間のせいか、時間が過ぎるのがはやく感じる。




「到着しましたよ。」


「は、はい ! ! 」


いけない、いけない。


ボーーッとしてたよ。




鳩場さんによってドアが開き、私は車から下りた。




でも、やっぱりそこには非日常の世界が広がっているわけで。


なかなか馴染めそうにないと実感した。





あぁ.....私は戻ってきたんだ_____




_______拓海くんの家というお城に.....