執事〈♀〉は狼たちを虜にする




「お姉ちゃん、あっちでもちゃんと仕事できる ? 私たちがいなくてもがんばれる ? ? 」


自分のことよりも私を心配してくれる美園。


私は1番に相手のことを考えてくれる、そんな美園が大好きなんだ。




「2人とも、家のことは任せたよ.....」


私はそう言って、ギュッと2人を抱きしめた。


すると何かが切れたかのように、わんわん泣き出す美空と美園。


中学生といっても、まだ幼い。


それに今度はいつ帰ってこられるかわからない。


私だって2人と離れるのは辛いよ.....



そう思うと、私も涙が出てきた。



____お姉ちゃん、がんばるから。みんなのためにも.....







私たちはそのまましばらく、声を上げて泣き続けた。


喉が痛くなり、涙が枯れ果てるまで......