執事〈♀〉は狼たちを虜にする









プルルルル.....



「はい。鳩場です。」


「すみません。迎えに来てもらってもいいですか ? 」


「かしこまりました。」



30秒という、短い通話時間が終わる。


「はぁぁー.....」


準備を終えた私は、もう戻らないといけない。


携帯の電源を切って後ろを振り返ると、悲しそうな顔をした美空と美園が立っていた。



「もう行っちゃうの ? 」


目に涙をいっぱいためた美空が聞いてくる。


「うん。ごめんね..... 」