執事〈♀〉は狼たちを虜にする




「あの....大丈夫ですか ? 」


しばらく進んだところで、私は振り返って女の子を見た。


何もされてないよね ? ?


「えぇ。おかげさまで、助かりましたわ。」


そう言った女の子はとても愛らしく、どこかで見た顔だ。




スラッとした手足に、清楚な雰囲気。


そして、サラサラな黒髪のロング。


まさか......







「.........神代さんですか ? 」