「ていうか、いつまで見てるんだよ ! ! 早く行くぞ ! ! 」


「あ、はい。」


私はスタスタと歩いていく拓海くんの後を追った。




梓ちゃん....梓ちゃん.......


拓海くんの恋が実るように、私も何か応援してあげたい。


やっぱりお金持ちは許嫁とかがいて、自由に恋愛ができないのかも。


そんなの嫌だし、おかしいと思う。


うまくいきますように......


私は心の中で強く思った。