執事〈♀〉は狼たちを虜にする




「ハハハ ! 栗山さんはやっぱり面白いね。できればキミには、遊城さんの危険人物にはならないでほしいな。」


最後に、不適な笑みを浮かべて、瑠花くんは出ていった。



えっと.....言葉の意味がよくわからない。


私が高良くんの、危険人物 ?


.........ないないない ! !




「私もお風呂に入ろっと ! ! 」


私は不安をかき消すかのように、いつもより大きい声を出した。