心臓がバクバクと音を立てて、冷や汗が流れる。 それでもなお瑠花くんは、私の表情を探るように話を続けた。 「今日、遊城さんが朝食を食べに行ったでしょ ? あれから様子がおかしいんだよ。獲物を見つけたかのように、表情が生き生きとしてる。」 それは、私が女の子ってことを知ったから____ なんてこと、口が裂けても言えない.... ! ! 「ねぇ栗山さん、遊城さんと何かあったんじゃない ? 例えば、栗山さんが実は女子で、そのことが遊城さんにバレた........とか。」