執事〈♀〉は狼たちを虜にする




瑠花くんがよくわからない。


毒舌かと思えば、人をからかってバカにするし......


私の周りには、変な人しかいないよ ! !








「ところで、栗山さん。」


いきなり瑠花くんの顔が真顔になった。


私の心臓がドキンと音を立てる。



「......な、何ですか... ? 」


「思ったんだけど、栗山さんの手........細いし小さいよね。」


私の手をまじまじ見ながら、呟く瑠花くん。


何が言いたいの.... ?


嫌な予感がする。







「何か、女子みたいだね。背も低いし。」