執事〈♀〉は狼たちを虜にする





「お話ししているところ悪いですが、もうそろそろお時間ですよ....」


「は、鳩場さん ! ! いたんですか ! ? 」


私の背後から、ぬうっと現れた鳩場さん。


驚かされるのは、これで2回目だよ.....



「あの.....もう少し心臓に優しく登場してください....」


「何を言ってるんですか。そんなことより、早くしないと遅刻してしまいますよ。」


私を冷たくあしらって、スタスタと鳩場さんが食堂を出ていった。



「おい未来 ! 俺たちも行こーぜ ! ! 」


「はーい ! ! 」




そして、今日も私は学校へ行く。