執事〈♀〉は狼たちを虜にする





「え ! ? 拓海くんがまだ戻ってきてないのに.....」


「別にいいんだよ。それに、今日はいいものが見れたしな。」


高良くんは私を見ながら、目を細めた。


そ、それって、まさか.......


キスのこと ! ?




「ちげーーよ。バかだろお前。女だったことの方だよ。」


そっち ! ?


勘違いするなんてはずかしい... //




「玄関まで見送りますね ! 」


私は気持ちを切り替えるために、元気よく食堂を出た。