執事〈♀〉は狼たちを虜にする






「またあとでな。」


ビックリして振り返ると、ニヤッと笑う高良くんの顔があった。


それはまるで、おもちゃを見つけたときの子供のような顔。


この人、絶対Sだ ! !


気づいたときにはもう遅く、私は彼のいじめがいのある獲物となってしまったのであった。