執事〈♀〉は狼たちを虜にする






「ふぅー....」


扉に手をかけて、大きく深呼吸をする。


大丈夫、大丈夫.....


そして意を決して、私は教室の扉を開いた。


____ガラッ...




その瞬間、私に集まる目、目、目 ! !


体を貫きそうな威力だ。


藤堂家の影響力、恐るべし。



私はそのまま、みんなの目線を受けながら、自分の席に座る。


視線が痛い。


あまり注目されたくないのになぁ......


これからは、できるだけ目立たないようにしよう、と決意を固めている最中____









「おい。」


さっそく後ろから声をかけられた。