「あの..... ここって..... 」


しばらくして、私が連れてこられたのは―――――― ホテルの前。


まさか騙されたの ! ?


こんなに都合のいいバイトなんか、全部嘘だったんだ ! !



「私、やっぱりやめます ! ! 」


私はそう言って、走って帰ろうとしたけどすぐに腕をつかまれた。


「ちょっと、今さら何言ってンの」


さっきまでニコニコしてたのに、今は欠片もない。


勧誘の人の顔は鬼のように険しい。