立ち止まってみると、桃香がいないことに気づいた。


私は慌てて回りを探してみた。


すると後ろから声が聞こえてきた。


「おーい。みーゆー。早いよー。」


後ろを振り返ってみると、桃香が一生懸命走ってくるのが見えた


「もう。みゆ早いよー。すぐ抜かされちゃったよー。」


「ごめんね?夢中になって走っちゃった。」


「しょうがないなぁー。許してあげるよ♪じゃあ、クラス見に行かない?」



私は大きくうなずいて、桃香と一緒にクラスを見に行った。



私はどこのクラスになったのか、探していると隣から大きな声が聞こえてきた。


「あー!みゆとクラス離れちゃった~!せっかく友達出来たのに!残念だなぁー。」


私も桃香の視線の先を見てみるとC組に私の名前が書いてあった。


その横のクラスのB組に桃香の名前が書いてあるのご見えた。


残念そうに、クラス表を見ていると、後ろからパンパンとてを叩く音が聞こえた。


何だろうと思って、後ろを振り返ってみると見ると、学校の先生らしき人が立っていた。


「おーい!新入生~!集会が始まるぞー!早く体育館に集まれ~!」


先生が大きな声で呼びかけると、クラスを見ていた他の人はぞろぞろと体育館に移動し始めた。


私も移動しようと思って、桃香に呼び掛けてみた。


「体育館いこっか?」


そう言って二人は体育館に移動した。


体育館に着くと、たくさんの新入生がパイプ椅子に座っていた。


私と桃香はクラスが違うので帰るときに一緒に帰ろうねと約束して自分のクラスの椅子に座りにいった。


私は少し残念に思いながら自分の席を見つけて座った。


ふと、となりを見て私は驚いた。