非王道の恋


私、上野楓は何処にでもいる普通の女子高生
成績も普通、運動も普通、ルックスも普通。
普通な両親の間に生まれて16年、平穏で平凡な毎日を過ごしてきた私は、言わば模範生。

きっとこの先もこんな普通な人生を歩んでいくのだと思ってる

「あ!楓おはよう!」

「おはよう。嘉穂(かほ)」

私の友達の大宮嘉穂(おおみや かほ)は学年一の美人さん
おまけに成績も運動神経も良くてなんでも卒なくこなすパーフェクト人間。

嘉穂と私は席が前後で入学式の時に私が思い切って声をかけたのがきっかけ
今では他の子とも仲良くなったけど一番の友達はやっぱり嘉穂
そう思ってるのは私だけかもしれないけどそれでも良かった

嘉穂は男子バスケ部のマネージャーでバスケ部エースである君島湊叶(きみしま みなと)君に絶賛片想い中
君島君も運動神経抜群で顔も整ってるから嘉穂と並ぶととても絵になる
片想いのことを相談された時はお似合いのカップルになるだろうなぁ…というのが第一の感想だった(これを言うと嘉穂が照れて怒られるから口には出さない)

私にできることがあればなんでも言ってね

私がそう伝えた時の嘉穂の嬉しそうな顔は今でも忘れない