「町沢さんはどこ、行ってたの?」
「葉子でいいよ。」
「んじゃ、葉子。」
「イギリスのロンドン。親の仕事の都合で、7歳のころからだから、9年間ぐらい、あっちで暮らしてた」
「すげーな。じゃあ、英語ペラペラなんだ。」
「うん、それは得意だよー!日本語ダメだけど」
「それ、致命傷じゃん」
「へへへ。まー生きてれば何とかなるっしょ!」
「はははっ、まーそーだね。」
やっぱ女の子と話す方が楽だなぁ。
チラリと隣を見ると、
スマホをいじってる佐渡に
どうしていいか分からず、
困ってる小山さん。
「小山さんは軽音部のボーカルやってるんだっけ?」
「うん。」
「1年で?」
「あたし、中学からボイストレーニングとかそういうのやってたから」
「まじか。本格的だね。将来的に音楽の方進むの?」
「うん。あたし、本当音楽しかないから。音楽、愛しちゃってるし!」
ニコッと笑う小山さんは本当に可愛くて。
「今度聞かせてよ。俺も結構」

