R I L L i A N ―嘘と秘密―





「じゃーまず、飲み物だけ頼んじゃおっか」


ニコッと愛想良く笑い、
メニューを女の子側に置く暮木。


慣れてんなぁ。



そういえば、女の子が寄ってくると
無下にできないって言ってたけど、
こいつもしかして女好き?



「あたしコーラで」


「あ、あたしも!」


「じゃああたしピンクグレープフルーツ」


「あたしお茶でいいやぁ」


「俺カフェラテかな」


「んー、コーラ」


「俺はー、アイスコーヒーかな。」


「………」



順番良く決めてく中で、
佐渡が何も言わない。


スマホいじってやがる。

空気読めよ!


「佐渡もアイスコーヒーだよな?」


「ん」


はあ。手が焼ける。


……………いや、
あたしが元々は悪いんだもんな、

仕方ない。