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あー寝た。
思いっきり寝た。
不良だと思われたかな。
髪、地毛だけど茶髪だしなあ。
変に目立っちゃダメだ。
入学式が終わり、教室に戻る。
さっむ!
あたしはポケットに手を突っ込み、身を縮こませる。
「ねえねえ!今年の一年レベル高くない?」
「だよね!特にあの二人………カッコよすぎる」
「話しかけてみてもいいかな!」
「やめなよ未華。3年が話しかけると驚くかもよ?」
「そっかあ」
なんて、3年女子の話し声が聞こえて。
へー、イケメンな人二人もこの学年いるんだあ。
いいな。あたしも恋したい。
でもこのカッコじゃなあ。
あたしは片手をポケットから出し、みぞおちの辺のワイシャツを握る。
「どうした、腹痛いのか?」
頭の上から落ちてきた声は凄く低く、でも透き通っていて。
イケボってやつ?
「いや、別に。」
あたしは声の方を見上げながら、素っ気なく言った。
「っ」

