「おー。佐渡によろしくな」
「はい。」
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荷物をどうにかこうにか持って、佐渡の家に入る。
「ただいまー。」
「お帰り新ちゃん」
これが夢であって欲しいと願う。
風呂上がりだと思われるこの人は、上半身裸。
中学の名残で見慣れてはいますけど、ショックが……
それにまだ体熱いし、熱あるんだ。
「なんだその大荷物」
「あー、見舞いだと。学校の女子が。あと、栄養ドリンク、一ノ瀬先生から」
「ふーん。」
「ふーんじゃないでしょ。もっと喜びなさいよ。」
「俺は新だけでいいー。」
そう言って、あたしを抱きしめる佐渡。
「佐渡、この現状、凄いやばいと思うよ。仮にあたし男の格好。」

