荷物をコインロッカーに入れ、スーパーに入る。


「マンゴーとか?グレープフルーツ。」



どーすっかなー。



「お?百合?」


「あ、ども」



あたしに声をかけたのは、一ノ瀬先生だった。



「なんだ?見舞いか?」



「あーまー、そんなとこです。」



「ふーん。お前ら本気でそういう関係なのか」


「違います。断言させてもらいます。」


フッと笑って見せる。