「……ホモねえ」
「お前も早く校舎は入れ」
「はい。あ、佐渡、熱は結構下がったんで、家に置いてきました。」
「お前、朝までいたのか」
やば。
なんて言えばいいの。
「あーはい。じゃ」
いいよね。今ので!
怪しまれないし!
____
「ねえ、百合くん。」
「ん?」
帰り際、声をかけられ振り返ると、そこにはたくさん女子がいた。
「今日も佐渡くんち行くの?」
「?あー、まあ。一応」
「じゃあ、これ、渡してくれない、かな?」
あたしの前に差し出されたのは、のど飴やら、ハチミツレモンやらいろんなお見舞いのものだった。

