「やだじゃねーよ。あほか」
「兄貴よりはあほじゃない」
「あのなあ。お前熱出した時だけ、甘いのやめろよ」
「甘くないし別に」
保健医と佐渡がペラペラと話を進めてる中にひとつだけ気になるワードが……
「兄貴?」
「きょーだいだよ」
顔を赤くした佐渡が言う。
「えっ」
黒髪に黒い瞳。
シルバーのメガネで少しヒゲの生えた顎。
根本的には……似てるのか。
「佐渡柚也(サワタリユウヤ)。さてはお前入学式寝てたか」
「はい、ガッツリと」
「まあ、別にいいけどな。んじゃ、七斗。お前病院行くんだぞ。タクシー呼ぶから」
「やーだ。俺新に看病してもらう」
駄々こねんなよ……ってえ。あたし!?

