ラッキー。とか思いながらも、さっきの子の様子が気になった。


なんだったんだ。



そう思っていると、そのやりとりを見ていたあたしの前の子がまた、振り返り顔を真っ赤にして、どうぞ、と。



それを繰り返し、あたしはいつの間にやら、掲示板の真ん前に立ってた。


なんだ?




あたしの頭の上にははてなマークがきっと並んでいるだろう。




まあ、いっか。


あたしは、クラス分けを眺めるとすぐに自分の名前を見つけた。


1-A
27 百合新



1-Aね。



「あ、あの!!」



急に後ろで大きな声を出され、思わず体がビクッとなる。