R I L L i A N ―嘘と秘密―





「うわー、女泣かせだな。お前」



「佐渡もだろ」




意地の悪そうな顔をしてあたしに言う佐渡。


佐渡の相手だってさっき泣いて帰っていった。



「無理ってはっきり言っただけだし」



あー。あたし、こんな冷たい男と同じなの?
今の状況。


最悪ー。



「つーか、顔だけだろ。そんなのと付き合ってたまるかよ」



慣れたように吐き出されたその言葉で、冷たい男なんて言えなくなった。



「………そうだな。でも、男だってそんなもんだろ。」



「あー、ブスと付き合う気は起こんねえはな。」



「そんなバッサリ俺は言ってないからな」



ふははっと笑い合うあたし達はいつの間にか教室の前まで来ていた。



なんか自然体でいれる感じ。