抱えきれない程の愛をくれたあなたに。




バァァァンッッ‼‼


という耳を劈くような音と、地響きのような揺れが襲った。



……それは一瞬の出来事で、何が起きたのか理解するのに時間がかかった。


隣で蒼空さんが項垂れたように体を倒し、……その手は向こう側の背もたれに当てられている。


―――蒼空さんが、背もたれを殴ったのだ。