失望した。
生まれてまだ数年の私の頭に、「ただの道具」という言葉が植え付けられた。
小さい体には、無数の痣ができている。
それは今でも、賢明に覚えている。
それからは、毎日母親から暴力を受けた。
父親のいない時間、といっても、深夜の3時頃に帰ってくるので、ほぼ一日。
一年経って、幼稚園には入らせてくれた。
しかし、洋服で、見えないところだけを殴る母親。
プールなんて勿論、半そでになることすら許してくれなかった。
何度も何度も逃げ出したくて、すぐに捕まってしまう自分の無力さに嫌気がさした。
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