「……………なあ。」
「はっ、はい!!」
ビクッと肩が揺れる。
目の前には、助けてくれた(?)イケメンさん。
さっきのからして、偉い人…なんだよね。
「……なんでこんな時間に繁華街にいる。」
ドキィッッ!!!!
もう今ので、心臓がさっきの3倍くらいバクバクいっている。
「…え、と…………。」
言葉が濁る。
だって……家路にさ迷ってます、なんて言えないもん………。
「……もう一度聞く。なんでこんな夜遅くに繁華街なんかウロウロしてる。」
ダンマリの私に苛々したのか、もう一度訪ねられる。
ちら……と顔に目線をやると………。
・・・超怒ってます、はい。