地を這う声。ナンパ男らの手がピタッと止んだ。 「………まさかっっ」 組んだ腕の肩越しを、チラリ、と見る。 不機嫌MAXであろうイケメン。 なぜか、茶色い袴?を身に纏う、長身のイケメンさん。 その人は、私を見ると、目を見開いた。 なんだろう……。 とりあえず誰でもいいから、と、声が絞るように出た。 「助けて……………………。」 「わかった。」 聞こえないくらい小さい声で言ったのに。 そしてなぜかナンパ男たちは震えている。 …偉い人なんだ、きっと。