目覚めたら、知らない部屋の高級そうなベッドの上。
ふかふかで気持ちいい、と呑気なことが一瞬頭によぎったとき、ガチャリとドアの開く音がする。
振り返ると、知らないオジサン。
こんなことは今までなかったので、体が震え、思うままに動かせない。
オジサンは言った。
「これからずーーっと一緒にいるんだから、警戒しないでよ。
だって君は、お金で母親に売られた、捨てられたんだから。」
言葉が出なかった。あの女ならやりかねない、と思った。
しかし、これからはあんな暴力を受けないで済むのだろうか……。
そんなことを考えた矢先だった。
私の初めてが強引に奪われたのは。

