もう、この世界に私の居場所なんて無い。 きっと、見放された私はこのまま誰にも見つからず死んでゆくのだろうか…。 夜の繁華街の人波の中、坂倉 亜優(さかくら あゆ)は呆然としていた。 話せばとても長い、過酷な日々。 私の人生は、出だしから最悪だったんだ。