地味な君のお隣を ▽短編





2年でバスケ部のエースで、成績優秀、しかも顔がいい。


帰宅部で成績そこそこで地味男の俺と比べて正反対。


羨ましいわあ。



「あー、はい。」



それに対し、面倒臭そうな顔をする生田。



「ありがと、かおるん!じゃあ榛名」



「ん?」



「早く帰ってくるから、寂しくて泣かないでね!」



「はーあ?誰が寂しくて泣くんだばぁーか」



俺は朝買ったサンドウィッチを出し、口に運んだ。





「告白、か」



前川先輩もあれは告白だろう。


さすがの生田でもおーけーしそうだな。