「あれ、生田だったんだ」
「ひど!?分かんなかったの?」
「そりゃ、転校してすぐだもんな。俺名前覚えんのめっちゃ苦手だし。」
「……まあ、そっか。」
「パンツ見えてんぞ」
「は!?〜〜〜榛名のばーか!!!」
「いやいや、俺悪くない。」
布団の中に潜ってしまった生田。
今まで生田が上の立場だったのに、付き合ってから逆転した気がする。
「おいー、生田ー。カシスオレンジ、飲まねーの?」
モゾッ
布団から目だけ出す生田。
こえーよ、それ。
「ふーん。飲まねーの。俺飲んじゃおー」
「あっちょっ!飲むー!」
布団から出てきた生田はコップに飛びつき、一気に飲み干した。
「どんだけ好きなの。」
「榛名と同じくらい」
………………
「んっ………」
俺はいつの間にか生田にキスをしていた。
挟むだけのキス。
唇を離しても、顔は離さずに目を見る。

