地味な君のお隣を ▽短編





「どーせ、漫画の新刊目当てだろ」



「あ、バレた?」



「当たり前だ。」



_____



「………お前さ、くつろぎすぎ」



家に入るなり、おふくろにちゃっかり挨拶して、階段を駆け上がり、ベッドで漫画を読み始めた。




「えー?いつものことじゃん。」



「太もも出過ぎ」


ババッとスカートを抑え、直す。




「ど、どこ見てんの!」



「一応男なんで。」



「くそ榛名」



「お前彼氏にクソとか言うか?」




そう言って部屋を出る。



飲み物、カシスオレンジあったかな今日。




ガチャッ


冷蔵庫を開けると、カシスオレンジの紙パックのジュースが入っていた。



それをコップに注ぎ、冷蔵庫にヨーグルトがないかを探る。


………なんでねえんだよ。



なくなく、俺もカシスオレンジを注ぎ、両手にジュースを持つ。