地味な君のお隣を ▽短編






はずだった。





「あの、榛名くん………愛子ちゃんがいることは分かってるんです!でも、これ、これ受け取ってください!」



「榛名くん、2番目でいいから………」



「直人くんあたしにしない?」



毎日こんなんで、しかも



キィ、ドサドサ



靴箱にはラブレターと連絡先。



「俺、この先、生きていけるかな」



「苦労してんな」




振り返ると担任の波瀬拓哉が真顔でそう言う。




「まあ」



「でもびっくりだな。お前、それ隠してたのか?」



「別に、面倒臭かったんで放置してたら、あーなってました」



「ふーん。」



興味無いなら聞くなよ!


と思いながら、隣を通り過ぎ、教室に向かう。




「ねーはるな」



「ん?」



「今日家行っていい?」



ザワッ



周りが過剰に反応をする。


なんでお前らが反応するの。