地味な君のお隣を ▽短編





これで、普通にこいつの隣に居れる。


「…………」



黙って席に着く俺だけど、生田が全く動かない。



「生田?」


生田を見ると、顔が真っ赤になってた。



「は!?顔真っ赤だぞ、どーした」



「………榛名のばーか」



「いきなり馬鹿とか、なに!」



「榛名のくせにカッコイイこと言ってんなよ!」



「それ、ディスってんのか褒めてんのか分かんねえんだけど」



「ちっ」



「いま、おま!舌打ち」




「みんな。」



生田はみんなの方を振り返り、




「これ、あたしのだから!よろしく」



と、叫んだ。



あ、生田ごめん。



お前の気持ちわかった。



「まじ……真似すんなし」



「あー?あれー?榛名くん顔が真っ赤になってますよー?」




こうして、バカップルぶりをみんなに見せつけ、周りがどーのこーの言うことはなくなった。