「お姫様だっこだよね、今の」
「はぁ!?なんだあの地味男!愛子ちゃんお姫様だっことか!」
「ねえ、愛子大丈夫?」
「愛子!?顔真っ赤だよ!?」
「榛名の、ばーか」
そんな周りの様子や声なんて俺の耳には入ってない。
「榛名ー!」
「ん?」
振り返ると紙を投げられた。
開くとそこには
『好きな人』
あいつ、馬鹿か。
こーゆーの実行委員誰が何とったかわかる奴だろ。
「ばーか」
そう言って俺は自分の席に戻った。
顔だってなんだっていいのかもな。
こんな、嬉しがってんだもんな、俺。
ふざけんな馬鹿生田。
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