地味な君のお隣を ▽短編





放心状態のまま、迎えた体育祭。



生田がなんか話してるけど、俺はどっか上の空。



昼飯になってリレーのメンツで飯を食った。



「なあ、榛名」


新次が話しかけてきた。


「ん?」



「なんか今日、ボーっとしてね?まあ、前髪であんま表情分かんねえけど」


「だな」



幹人が笑う。



「あー……ちょっとな」



「どうしたの?」



梨子って子が心配そうにしている。



「なんか、新次と梨子ちゃんて似てるよな。大丈夫だよ。ちょっと考え事。」



いままで、そんなんなかった。


生田はいつから?


で、俺はどうなんだ?



分かんなすぎる。



「まあ、取り敢えず、リレーんときはぼーっとすんなよー?」


柊和がポンと俺の背中を叩いた。


「ん。了解」