放心状態のまま、迎えた体育祭。
生田がなんか話してるけど、俺はどっか上の空。
昼飯になってリレーのメンツで飯を食った。
「なあ、榛名」
新次が話しかけてきた。
「ん?」
「なんか今日、ボーっとしてね?まあ、前髪であんま表情分かんねえけど」
「だな」
幹人が笑う。
「あー……ちょっとな」
「どうしたの?」
梨子って子が心配そうにしている。
「なんか、新次と梨子ちゃんて似てるよな。大丈夫だよ。ちょっと考え事。」
いままで、そんなんなかった。
生田はいつから?
で、俺はどうなんだ?
分かんなすぎる。
「まあ、取り敢えず、リレーんときはぼーっとすんなよー?」
柊和がポンと俺の背中を叩いた。
「ん。了解」

