地味な君のお隣を ▽短編





俺のベッド脇にいたのは生田だった。



「んだよ、驚かせんなよ。」



朝、生田がいきなり家に押しかけてくるのは今に始まったことじゃなくて、中学の頃からだ。



生田の親も、俺の親も公認で、普通に家に上がれる。


……何が公認だよ……



「待ってろ。顔洗ってくる」



そう言って、俺は洗面所に向かう。




「あ」




そうか。こーゆーときか。



俺の顔、生田が知ってるのは、朝はメガネしてねえからか。



「おはよー、直人」



俺の妹、榛名沁音(ハルナシノン)。中3。


「はよ。」


俺が言うのもなんだけど、沁音も顔整ってるからな。

俺も一応兄妹だしな。

信じらんねー。




部屋に戻り、着替えをする。



生田はというと、ベッドに寝っ転がってマンガ読んでる。


制服シワつくだろ絶対。




「おら、行くぞ」



「ほいほーい。」