「榛名って、陸上かなんかやってたのか?」
誰だっけ。えっとー。
「俺新次。三浦新次(ミウラシンジ)。」
「ごめん、覚えわりぃんだ。やってねえよ」
「……マジかぁ」
自嘲気味に笑う新次に首を傾げる俺。
「なんで」
「ほら、HR中に俺が補欠なのかーって言ってた正太って奴いるじゃん?」
あーそれは、フリーズしてたときのこと?
「ごめん。聞いてなかった。」
「ふは。そ、そっか。その正太ってやつ。短距離主じゃねえんだけど陸上部で、結構有名な奴なんだよ。だから、お前がなったことに」
「良く思ってないってこと、な。」
「そういうこと」
苦笑いしながら、指を鳴らして俺を指差す。
「つか、俺も陸上部なんだけどね。で、その正太って奴が愛子ちゃんのこと好きなんだよね〜〜」
俺は自然と眉間に皺を寄せて(前髪で見えない)、新次を見る。
「それは、なんの関係がある?」
「え、分かってないの」
「は?」
「あらー。これはもっと大変だ」
俺の頭にはハテナが数個立ってる。
「うわ、マジかこいつ」
俺より10センチほど背の高い、んとー
「あ、幹人、小椋幹人(オグラミキト)。俺はサッカー部!正太まじさいなん。こんな鈍感くんに………」
「え?鈍感?」
「はーい始めるよー。バトンパスとかいろいろ男女で好きにやっちゃってー」
手をパンパンと叩き、仕切った生田。
本当、生田って仕切るの上手いよな。

